年始のご挨拶の中で
今年、自分の言葉でふと気がついたことがあります
「つくばに戻ってもうすぐ3年、すっかりなじんでいます」という言葉
さらには
「東京にずっといたという記憶がだんだん薄れてまいりました」
というもの
私は東京生まれで
人生の中では東京で暮らした期間がつくばで暮らした時間より倍以上長い
なのに
冗談ではなく
こういう感覚になってしまうのは
病気の期間の記憶が薄いということが影響しているのだろうか*1
30歳の時につくばから東京へ
37歳の時にうつ病を発症
49歳の直前で断薬に成功
移行移住先探しの旅に出て
51歳の直前でつくばに戻る
30歳からの20年間は東京にいたけれど
そのうちの12年間は薬を飲んで眠っていた時期が多かったので
記憶が薄いと言われればそれはその通りなんです
ところで
この年末年始に
大学生の前半の頃
途中まで読んでいたマンガ「エリア88」のことを思い出しました
私はこのマンガを途中までしか読んでいませんので
ストーリーが違っていたらごめんなさいなのですが
このマンガの主人公の方は
日本で暮らしていたのに戦場に出向くことになって
そこから日本に帰るために戦士として戦うのです
その後大学の友人から
続きのあらすじは聞いていまして
戦争が終わって帰れることになった時
主人公の彼は記憶を失い
つまり戦争の記憶を失ってしまうのですね
自分の人生と照らし合わせて
先日書いたこと*2
だんだん記憶があやふやになっていること
丸かぶりじゃないけれど
こういう話もあったしね
と
そんなことを思いました
記憶がどうしてあやふやになってしまったのだろうか
あやふやなものをどうしたらいいのだろうか
とか
そういうことを気にしていたけれど
このマンガのことを思い出して
大変な出来事もあったけれど
最後、記憶が遠のいていくんだよね
ということでもいいんじゃないかと
今は今
思い出せても、出せなくなっても
今は今の思いで
やっていこう
など
これまでない視点でモノを考えた年末年始でした