つくばカウンセラー夫婦の日記

お互いがカウンセラーの小学校の同級生夫婦が日頃考えていること、感じていることを日記形式でつづっています

30年の時を越えダンナさん経由で届けられた母からのメッセージ

過去・現在から未来へ想いをつなげる

ロカヒカウンセラー下村幸子です。

 

先日ダンナさんから

「はい。」

とA4の紙2枚を渡されました。

 

それが先日のダンナさんの記事

i-counseling.hatenablog.jp

 ↑

に書かれていたもの…

 

ダンナさんが本棚の整理をしていて出てきたものは

母が取り組んでいたガールスカウト茨城23団の

10周年記念の冊子

 

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母は当時の桜村(現つくば市)に

ガールスカウトをつくった人です。

 

一心不乱に取り組んできて

10周年を迎えた時にこの冊子を作りました。

 

母が亡くなって

母の遺品整理で

とにかく私が持っていようと思った本などを

きょうだいの了承をもらって

持って帰ってきてたんですね。

 

これはその中の一冊。

 

ここに創設時の団委員長として

母の文章が載せられていました。

 

ダンナさんに渡された2枚のA4の紙は

その文章をコピーしたものでした。

 

母は生き物を区別せず

聞くことができない者たちの声を聞こうとし

一方的な物の見方をしてはならないことなどを

今から30年近くも前に書いていました。

 

地球を大切に思い

動植物の立場にもなり

地球という大きな家に住む家族がみんな

幸せに暮らせるようにという願いというか

祈りだったのでしょうね。

 

なぜこれをダンナさんが私に渡したかというと

たぶん私が家で話していることと

とても近い考えだったからでしょうね…。

 

「『あなたからも幸子に言っといてよね!!!』って言ってるよ。」

「親子だねぇ~」

とかなんとか言ってニヤニヤしながら渡されまして…。

 

昔、母に反発していた私を知っているダンナさんだから

…なんでしょうね。

 

ここまで似た考えをもう30年も前にしてたのかと思うと

嫌でも尊敬せざるを得ませんね。 

 

でも私は母の娘に生まれてこれてよかったなと

今、心から思います。

 

ダンナさんから渡されはしましたが

これを持って帰って自分で持っていようと思ったのは自分なので

私も母から無意識になにか受け取ってたんでしょうね。

なにが書かれていたかは全く意識していませんでしたが…。

 

そこまではよかったけど私が一向に押し入れの本棚から出さないもんだから

母がしびれをきらしてダンナさん経由で

今私に必要なメッセージとして送ってきたのだろうなと思います。

 

お母さん、しっかり受け取りましたよ。

 

以下は母の文章全文です。

長いので、お時間ある方、

よかったら読んでくださいね。

 

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10周年に寄せて

 

手をつなごう世界の友と

茨城23団創立団委員長 大藪 芙美子

 

園都市にガールスカウトが誕生して十年になるのだなぁ。本当に年月のたつのは早いもの、という気持ちが今の私の気持ちです。

発団式の時の顔はさまざまに変わり、ブラウニーの制服を着た子たちは、もう高校生です。白いブラウスに えんじの帽子をつけたブラウニーは可愛らしく、又ほほえましかった事を、昨日のように思い出します。年月がすぎ 23団も確実な歩みを進め、スカウトもリーダーも、団委員も、全てのものが大きく成長して来ました。平和な日本の、又特に平和な学園都市というめぐまれた環境の中にある23団は幸福な団であると言っていいと思います。

 今、世界に目をむけてみますと、戦火の中に身をおかなければならない人々が沢山います。誰だって戦争が好きなはずはありません。しかし、戦争はたえることなく繰り返し繰り返し生まれています。私は人間という生きものについてかんがえます。人間は他の動物にくらべ、知恵があり 理性の生きものだとよく言います。戦争に直面した人間は人の心を失い、けものの心になりさがってしまう事もしばしばあると、よく言います。しかし、本当にそうなのでしょう(か)。少なくとも けものは憎しみのために、他のものの命をうばうでしょうか。私は「人の心を失い、けもののようになる」という言葉をきくたびに何と思い上がった 自分勝手な言葉だろうと思うのです。けものに申しわけないないと思うのです。

 今、私たちはいろいろな文明の恩恵を受け 三十年も前から見たら とても豊かな生活を送ることができるようになりました。夏の暑い日にはクーラーをつけて涼しくしていられますし、又、寒い日にはストーブをつけて 冷たくなった手を暖かくすることもできます。日本じゅう、たいていの所で、電気を使うことができますし、水道や電話もほとんどの家庭で使用しています。遠くへの買物は車が手伝ってくれます。

 しかし、よく考えてみてください。

クーラーにしても、ストーブにしても、電気にしても、車にしても、ほんとうに便利なものですが、それは みんな何らかの形で地球をよごしているのです。

みなさんは こんな会話をしたした事がありませんか?

「台風がきたので きたない空気をどこかにはこんで行ったので、空気がきれいになりましたね。何とすがすがしく気持ちがいいんでしょう。」台風のすぎさった後の晴れやかな空を見て、お友達とお話をしたことがありませんか?

 ほんとうに台風のいってしまったあとの空は きれいで東京にもこんなお星さまがあったのかと見えるほど 星がきれいに見えるのです。すっかり ほこりがたまってしまっている星座の本などを取り出してみたりします。

 でも よく考えてみてください。

台風が来る前まで私達のまわりをとりかこんでいた、あのよごれた空気はいったいどこへ行ってしまったのでしょうか。そして もう二度とその汚れた空気はもどってこないのでしょうか。

 いいえ それは大変な間違えです。汚れた空気は大気にのって、まったく自分たちとは関係のない所へとんでいってしまうのです。多くの場合、南極や地球の周辺にたまって 空気をよごしたことのない人たちを苦しめているのです。

 私達はもう 自分たちだけよければいい という考えからぬけなければなりません。きたない空気を出したらなら、それは出したほうのがわが、きれいにしていかなければならないのです。自分たちに関係ないからいい、という考えは もうやめなければなりません。

 戦争だってそうです。国土は、その国に住む人達だけのものではありません。地球の生きもの全体のものなのです。大切に 大切にしなければならないものなのです。

 ガールスカウトは 沢山の国にお友達がいます。そのお友達がみんな平和なくらしが出来るといいと思うでしょう。地球が豊かで みんなが仲良く楽しい生活が出来るように、世界のガールスカウトと手をつないで行こうではありませんか。

 私達のガールスカウト茨城県第二十三団として 学園都市に誕生して十年、また 新たな歩みを加えて、ますます発展していって下さることを心から祈っています。

 

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