つくばに来るちょっと前に
テレビに出ている気象予報士の方の講演会に行ったことがあります
気象予報士の合格者というのは
数字は忘れましたが
1万人くらいだそうです
その中で気象の仕事をしているのが一割
さらにテレビに出られている方はまたその中の一割だそうです
テレビでの天気のコーナーは
数分だとしても
その数分にかける仕事は一日仕事
つまり2分半のために
8時間とかをかけて準備するとか
びっくりするつもりが
つい吹き出してしまい
「あ、笑ったなー😄」と突っ込まれてしまいました
でもこのやりとり
わたしとしては衝撃的でした
その後わたしは
ラジオ番組を制作したり
実際にしゃべったり
またその目線で
ラジオを聞いたり
しているのですが
どれだけ準備して臨んでいるか
手に取るように感じることができ
また
自分はしっかり自分のやるべきことを準備していきたいと
思うようになりました
以前、2時間の音楽情報番組を担当していたことがあったのですが
2時間のうち音楽が40分程度
実際に話をするのが残りになりますが
当日の自宅で準備するのが約6時間でした
当日以外にも取材をしたり
先々のことを考えて様々な準備をして臨むわけですが
こうして特に準備時間が時給でもらえるわけでもない中で
苦にならず続けられたのは
「よい番組を作りたい」の一心だったからでしょう
実際に、準備をして来たかどうかは
いくら流暢に話をしていても放送の内容を聞けばわかります
そんな世界です
以前
わたしは
こういう記事を投稿しました
ラジオって
次が約束されている世界じゃない
だから
今を一生懸命にやる
それは
あの気象予報士さんの仕事に対する姿勢から学び
そして実行してきました
今日もわたしは授業がありました
授業は時間給でいただくのですが
今日もその時間の数倍の時間をかけて準備をしました
作った資料は
まるでラジオの台本並です
だから
授業はラジオのLIVE SHOWをやっているようで楽しい
時給で考えれば
採算を度外視しているのはわかります
だけど
今日授業があるという偶然は
次回が約束されているわけじゃない
そして
授業はなんのためにやっている??
わたしはお金のためじゃない
自分の伝えたいことが伝わるか
だからお金に換算できない
次回があるかわからないこの状況で
今日一緒に勉強できる偶然に感謝し
そして伝えたいことを伝える
それの繰り返し
それが
わたしがわたし自身に
ベストを尽くしたと言える瞬間です
相手もわたしも
次があるかどうかわからない緊張感の中で
一期一会の世界を楽しめる
一期一会だからこそ楽しめるし
逆に続けられるんじゃないかと思うわけです