お世話になった大学の教官も
時が流れて退官
寂しいものです
数年前に最終講義で先生が話されたのは
「黙っていると歴史の彼方に消えていくのできちんと話をしておく」
といった内容
わたしが伺ったところで
真相はわからないし
影響もないんだけれど
でも
中身は別として
この「歴史の彼方に消えていく」って言葉
今思うと
刺さっているし
この言葉だけでももらえたのはとてもよかったと今思う
20代から30代にかけて
対外発表する機会が多かったため
相当な準備をして臨んだんだけれど
そんなこんなしているうちに
記録に残っていくことと
歴史の彼方に消えていくことが
ハッキリと見えてしまった経験がある
その時は
仕事というかミッションだったので
ミッションを優先するのが目的で
でもいわゆる
「お蔵入り」にしてきたことが多々あり
いつか日の目をと思っているうちに
蔵にしまったことすら忘れてしまうようになって
今に至る
一方、ふりかえると
対外発表していた時期って
なにをもって自分が記録を残そうと思っていたのか
それを思うと自分がなかったなーと
思う
うまくやろう/楽しくやろう
とかあるけれど
そういう議論じゃなくて
もっと根底から
表現したいものを表現したら
なにが残るんだろうね
そういうエネルギーを感じるようになった