大学に入って
本格的にプロとして学習指導を始めたのが20歳の時
そのあたりのこと
わたしは
大学の勉強と
医学部再受験の勉強と
生徒指導の勉強と
三つに取り組んでいく必要があった
ただやってみるとわかるが両立は難しかった
新しいことを学ぶと古いことは忘れるし興味がなくなってくるのである
先生が興味無くなってしまったら生徒の目が輝くはずなんてない
だからわたしは
大学に行ったにもかかわらず
中高の勉強にしっかりと取り組んだ*1
中高の勉強に取り組んだと言っても
内容を理解していなかったのではなく*2
どうやって教えたらいいかについてしっかり取り組んだということだ
これは相当な場数と訓練の時間が必要で
わたしは保護者となった時に塾講師の先生と接するときの視点は
この仕事に入れ込む結果として「留年」・「中退」しているかに
大きな関心を寄せてきた
わたしも
当時の生活のためであったとはいえ
一生懸命に取り組んだ結果
むすこたちの受験勉強に役立ち
今もこうして仕事を続けられているのは若い頃の頑張りが
効いているのだと思う
わたしは
いつまでも大学の勉強に取り組まなかったわけではなく
医学部再受験に区切りをつけたと同時に大学の勉強に戻ってスタートした
遅れての勉強で大変でこれはもう社会人になってからも引きずることになるが
何もかもキレイに揃っている人なんて10人に1人いるかどうかだろうと
割り切っていくより他なかった
ただ
高校大学という流れで見れば足踏みしたかもしれないが
先にも書いたように
教える経験は仕事でも生てきたし
大学院の入試でも基礎学力が高いと評価もいただいた
さて、
今の現状に当てはめてどうだろうか
要はバランスなんだろうなと思う
今までやってきたことの完成度を上げることと
新たに取り組むこと
55年生きてきて、昨日33回目の結婚記念日だったから
今までやってきたこと
それは相当な量があるが
その記憶もぼんやりしてきた
それは単に記憶が薄くなった面と
新たに別の形でまとめられる
「歌って、踊って、祈る」も一つの表し方だと思うし
だったらその表し方で
これから取り組むことを迎えたらどうだろう
まだ見えない世界に
対してどう答えを出していくか
くしくも
今朝引いたカードが何かを投げかけている
自分からどういう言葉が出るか
これからタロットの収録が始まるのでそれが楽しみだ